柴犬まぐろぶ師匠と見習いの成長日記

黒柴(柴犬)の双子、マグロブ師匠と、その見習の微笑ましい成長の記録を、過去と現在を行ったり来たりしながら、書いていきます!

茶柴のジローくん…

お姉ちゃんのお友達の茶柴ジローくんのはなし


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ジローくんは、次女の会社の近くに住む

高齢のご夫婦が飼っている茶柴くんです🐺

 

 

社会人になり、

まぐろぶと離れて一人暮らしをするようになった次女は、

ジローくんと出会ったことをとても喜んでいました。

 

 

うちに帰ってきたときには、

 

ジローくんが

「会いに行くととても喜んでくれること」

「近くに置いてあるバケツに入るように、

とても上手におしっこをすること」など

 

ジローくんの楽しいエピソードを話してくれていました。

 

 

でもジローくんは人に触られるのは大好きだけど、

洋服の袖などに一旦噛みつくとそれを相手が離そうとすると、

自分の物を取られるような気持ちになるようで、

本能的に急に噛みついてしまうことがあるのだそうです。

 

 

ジローくんは先代まろと同じ「噛むワンコ」だったのです。

 

 

次女は、以前からジローくんのいるところに「噛みます。」という

貼り紙がはってあったことには気付いていたそうです。

 

 

我が家の場合、先代まろは家族にも噛みついていたので、

ワンちゃんは「噛むかもしれない」という思いがあり、

自然とむやみにさわったりすることはしないことが身に付いています。

 

 

でもまろのこともあり、親近感から

噛まれてもそれは勝手に触ってる自分の責任だからと、

毎日さわりに行っていたようです。

 

 

実際に次女が噛まれたことは1度もなく、

寧ろ、触られるのが大好きでいつも触りに行くときは

遠くからでも喜んでると言っていました。

 

 

 

しかし数年前に、

ジローくんのおうちのそばには人気料理店ができ、

以前より人通りが多くなったそうです。 

 

 

大勢の見知らぬ人が、むやみやたらと触ったりすることが

多くなったようで、

 

 

ジローくんは飼い主さんの敷地のなかにいて、

「噛みます」という貼り紙も貼ってあるのですが、

 

 

ジロー君が噛むかもしれないということを懸念して

「噛みます」→「絶対噛むから触らないで」という看板を立て

ポールまで立てるなど色々工夫もしていたようなのですが、

  

 

事件はおこってしまったのです。

 

 

どういう状況でそうなったのか詳しいことはわかりませんが、

ジローくんが人を噛んでケガをさせたので、

救急車をよばれてしまったとのこと…

 

 

その後、保健所の人も来たりしたようで、

ジローくんは殆どの時間

外に出してもらえなくなったそうです😢

 

 

近所の方々の話によると

その人気店ができるまでは、

とてものびのびと外で日向ぼっこいつもしてたのに・・・と。

 

 

そこは住宅街らしく、

最近はそのお客さんたちが待ち時間にタバコを吸ってポイ捨てしたりなど

あまりマナーがよくないお客さんもいるようなので

火事にならないか心配だという声もよく聞くそうで。

 

 

 

「何があっても噛んではいけない」とか

「ちゃんとしつけができていないからだ」とか

厳しい意見もあるかもしれませんが…

 

 

 

そういう話を聞くと、今回の事件も

ジロー君だけが悪いんじゃないような気もしてしまうのです。

 

寧ろそれは逆で、

動物には何の責任もないなあと。

 

 

 

…私は思うのです…

 

 

 

ジローくんはこれまで、昔ながらの番犬として、

おじいさんおばあさんを守りながら生活をしてきただけなのに….

 

 

 

何と言いますか、、

噛んだことを擁護するわけではないのです。

 

 

ただ、問題の本質はそこではないような気がしてしまって・・

 

 

なんだか、人間の身勝手さに悲しくなってしまいました。

 

 

 

理由はどうあれ、

昔からそこで生活していたのに

外から入り込んで来た人を噛んでしまったことで、

外に出ることも出来なくなるなんて理不尽で…やりきれない…😢

 

 

時を同じくして、

次女の会社も一駅先へ引っ越しをして、

次女がジローくんのおうちのそばを通ることもなくなりました…

 

 

でもなんだかさびしくて、後味の悪いお別れです…